男性向けゴシックロリータ!? それってどんなの?


男性向けゴスロリ、というリンクをTwitterで見かけたことがあります。 リンク先はロングコートのお店だったのですが、では男性向けのゴシックロリータファッションとはどんなものがあるのか、考えてみました。

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男性とゴシックロリータ

そもそも、Mana様のように、男性でありながら女性的なドレスを身にまとう男性、というのはアーティストなどにはしばしば見られます。
ヴィジュアル系バンドの女形をはじめとし、異性装という形であれば、男性がゴシックロリータを身にまとうことは決して珍しくはないです。
ですが、これが日常ファッションという形になるとどうでしょうか?
女装コスプレとしてゴスロリを着る人はいるかもしれませんが、女性のようにゴシックロリータを日常に着る人はまずいないことでしょう。
それは、ゴシックロリータにつきもののリボン、フリル、スカートというものが、現代の男性が身に付けるものではない、と一般的に思われているからです。

ゴシックロリータの少女趣味

ゴシックロリータは女性のための少女服として地位を確立している以上、男性がゴシックロリータを身にまとうとすれば、どうしても女性的に近づかねばなりません。
どれだけゴシックロリータに興味があって、愛好していても、マッチョでヒゲで坊主頭のお兄さんが可愛いお洋服を着ていると、流石に違和感を覚えてしまうのと同じように、ゴシックロリータが似合う、と言える姿に近寄らなければならないのです。
ですが、ゴシックロリータはコスプレではなくファッションです。
ファッションであるなら、それは身に付ける人の組み合わせ次第で、似合うと言えるようになる可能性を広げられるのではないでしょうか。
「ゴシックロリータが少女の服を前提にしている以上、男性には身につけられるものではない」
というのも正論ですが、ここでは発想を逆転しましょう。

ゴシックロリータの原点に立ち戻る

ゴシックロリータに大きな影響を与えた19世紀英国では、男性のファッションはどういったものなのか。
女性服に比べ、男性の服は変化が乏しいと言われますが、実はこの時代には大きな動きがありました。
ダンディという存在です。
男性でありながら、化粧や香水をつけ、コルセットで腰周りをくびれさせた洒落者たちは、趣味や余暇に重きをおく貴族のような、貴族ではない階級の人々でした。
この姿こそ、男性におけるゴシックロリータの像として考えられるのではないでしょうか。
ゴシックロリータはしばしば、攻撃性の裏に無垢さを持っている、と例えられることもありますが、筆者の恩師はダンディに対し、「繊細過ぎるが故に周囲を傷つけずにいられない」と表現したことがあります。
(実際のダンディもスキャンダルの絶えない人が多かったそうです)
もちろん、こうした服装をただ真似ればよい、というわけではありません。
ですが、「自分は顔つきや骨格が女性的ではないが、ゴシックロリータに興味ある」という男性にとっては参考にする余地があるのではないでしょうか?

今回の締めは、ダンディの代表ボー・ブランメルの言葉で飾らせていただきます。
「街を歩いていて、人からあまりじろじろと見られているときは、君の服装は懲りすぎているのだ」


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